撥水道場は、コーティング剤だけではなく

ガラス用洗浄剤にも定評があります。

こちらは以前、JRさんから送られてきた新幹線のポリカ窓。

どんな事をしても良いから鱗状痕(ウロコ汚れ)を落としてくれと、3枚送られてきました。

箱を開けてみると何やらテスト済み。

DSC_0110

まずは【1】 の、N700系

現状がよくわかるよう、後ろに黒い布を当て光を当てて撮影すると、

びっしりとウロコが付着しているのがわかります。

マスキングテープで区切り、
何カ所かで鱗状痕を落としました。

いろんなものが写り込んで少し見にくいですが

アップでご覧ください下矢印

「ウロコ落としZEROソフト」と「鏡面仕上げ剤」を使用し、ポリッシャーで研磨しております。

パッドはウールパッドとスポンジパッドを使用しました。

このポリカは、ハードコートを剥離すること無く、比較的簡単に

除去する事ができました。

次は【2】 700系 非コーティング ポリカ窓

強烈なウロコ被膜です。

2-1s

「ウロコ落としZEROハード」

「ウロコ落としZEROソフト」

「鏡面仕上げ剤」を順に使用し、

バフもハードパッドからソフトパッド、

スポンジパッドまで順に使用して

シングルポリッシャーで研磨しました下矢印

DSC_0162s

かなり手こずりましたが、

クレームの入るような研磨痕もなく

鱗状痕だけを落とすことができました。

【3】は、700系 ハードコート施工済 ポリカ窓

DSC_0141

透かして撮影すると、白ボケして曇った状態になっているのがわかります。

N7003a

区切った部分を研磨しました。
左の2箇所は曇りが取れ、きれいになっているのがわかると思います。

一番上の右上の部分、完全にきれいになっていませんが、(わざと残しました)

実はハードコートが劣化してしまっている状態でした。

こうなると、ハードコートを剥離しないときれいにすることはできません。

(コーティングを剥がしても良い場合は、完全にきれいにできます)

 

ちなみに車のヘッドライトの黄ばみも、ハードコートの劣化が原因ですねー

 

こちらもハードコートを研磨で剥離し、黄ばみを除去します。

 

ガラスにも言える事ですが、経年使用で、素材そのものを侵している場合には、復元することはできません。

また研磨作業でウロコは除去できたものの、以前できたと思われる研磨痕(ウロコ付着前の傷)や、

白濁した状態(恐らく過去に酸の入った強い薬剤を使用した為)があらわになる事もありますが、それらは修復不可能です。

 

 

ポリカーボネードの汚れにお困りの方は、ぜひ「ウロコ落としZERO鏡面仕上げ剤」をお試し下さい。

 

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