先日いただいたお客様からのお問合せをご紹介します。

 

【質問】

バイクに「ハイブリッドコートZEROライダー」をコーティングしているのですが、タンクのキズのところからコーティングが剥がれてきてしまったのです。

シートのステップルが タンクに当たっていたので、透明なキズ防止シールを貼っていました。
シールを貼り変えようと剥がしたら、透明なものが割れるようにはがれてきました。

どのように対処するのがいいですか?

 

 

【回答】

おそらく剥がれたものはコーティングではなく、塗装膜だと思われます。

塗装は金属(タンク)の表面に錆止めを塗り、その上にベース塗料を塗り、その上に透明なクリヤー塗料を塗ります。

バイクも車も一緒ですが、ベースとクリヤーの接着が悪い場合、クリヤーの透明な塗膜がペロペロとめくれてきます。

その場合、接着の悪い部分までドンドンめくれ、接着の良いところでめくれは止まります。

 

この現象は再塗装した塗膜や、経年劣化した塗膜に多く見られます。

クルマのルーフやボンネットなどは、よく見かけます。

↑画像はお借りしました↑

 

今回の場合、シールの粘着剤に塗膜が引っ張られ、剥がれたと思います。

弊社のお答えとしては、コーティング膜の剥がれとは考えられないので
(コーティング膜は非常に薄く、剥がれる様子は目視できません)
塗装の剥がれを止める工夫をするか、再塗装するかのどちらかで対処いただくのがいいと思います。

例えばシールを再度貼って抑え込む、など。
(しかしこの方法だと、次シールを剥がした時に同じ現象が起こる可能性があります。)

※実車を見ていないので、想像でのご説明になる事をご了承下さい。