撥水道場は、コーティング剤だけではなく
ガラス用洗浄剤にも定評があります。
こちらは以前、JRさんから送られてきた新幹線のポリカ窓。
どんな事をしても良いから鱗状痕(ウロコ汚れ)を落としてくれと、3枚送られてきました。
箱を開けてみると何やらテスト済み。
まずは【1】 の、N700系
現状がよくわかるよう、後ろに黒い布を当て光を当てて撮影すると、
びっしりとウロコが付着しているのがわかります。
マスキングテープで区切り、
何カ所かで鱗状痕を落としました。
いろんなものが写り込んで少し見にくいですが
アップでご覧ください
「ウロコ落としZEROソフト」と「鏡面仕上げ剤」を使用し、ポリッシャーで研磨しております。
パッドはウールパッドとスポンジパッドを使用しました。
このポリカは、ハードコートを剥離すること無く、比較的簡単に
除去する事ができました。
次は【2】 700系 非コーティング ポリカ窓
強烈なウロコ被膜です。
「ウロコ落としZEROハード」
↓
「ウロコ落としZEROソフト」
↓
「鏡面仕上げ剤」を順に使用し、
バフもハードパッドからソフトパッド、
スポンジパッドまで順に使用して
シングルポリッシャーで研磨しました
かなり手こずりましたが、
クレームの入るような研磨痕もなく
鱗状痕だけを落とすことができました。
【3】は、700系 ハードコート施工済 ポリカ窓
透かして撮影すると、白ボケして曇った状態になっているのがわかります。
区切った部分を研磨しました。
左の2箇所は曇りが取れ、きれいになっているのがわかると思います。
一番上の右上の部分、完全にきれいになっていませんが、(わざと残しました)
実はハードコートが劣化してしまっている状態でした。
こうなると、ハードコートを剥離しないときれいにすることはできません。
(コーティングを剥がしても良い場合は、完全にきれいにできます)
ちなみに車のヘッドライトの黄ばみも、ハードコートの劣化が原因ですねー
こちらもハードコートを研磨で剥離し、黄ばみを除去します。
ガラスにも言える事ですが、経年使用で、素材そのものを侵している場合には、復元することはできません。
また研磨作業でウロコは除去できたものの、以前できたと思われる研磨痕(ウロコ付着前の傷)や、
白濁した状態(恐らく過去に酸の入った強い薬剤を使用した為)があらわになる事もありますが、それらは修復不可能です。
ポリカーボネードの汚れにお困りの方は、ぜひ「ウロコ落としZERO鏡面仕上げ剤」をお試し下さい。
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